北海道は、「農業王国」「酪農王国」と呼ばれていますが、北を大雪山、西を日高山脈に囲まれ、南は太平洋に面した広大な十勝平野は、まさに北海道を代表する穀倉地帯であり酪農地帯です。
この十勝平野の中心都市が帯広で、アメリカのワシントンをモデルにしたといわれるその街並みは碁盤目状に整然と区画され、初めて観光に訪れた人でもわかりやすいところです。
さすがに豊かな食材が揃う十勝の中心だけあって、帯広は地ビールをはじめ、地場産の砂糖や小豆、乳製品をふんだんに使った和菓子や洋菓子の有名店がたくさんあるグルメの街としても有名です。
帯広から少し足をのばせば、十勝ワインの故郷、池田があります。
地震や冷害などの天災に見舞われたその再建手段としてブドウの栽培を行い、昭和35年の研究開始からさまざまな困難を乗り越えた末、十勝ワインを誕生させたところで、今では『ワインの町』として観光でも有名になりました。
ワインに合わせて十勝牛を味わえるレストランもありますから、ワイン通のグルメには見逃せないスポットですね。
十勝の観光は、大雪山国立公園のなかにある然別湖周辺を巡る北部、牧歌的な風景が広がる南十勝がメイン。
こちら南十勝で訪れたいところが、幸福駅です。
かつて国鉄広尾線があった頃、愛国駅から幸福駅までの切符が、『愛の国から幸福へ』ということから大人気となり、大変なブームとなりました。
廃線となった現在でも、「幸福駅鉄道公園」として当時の駅舎がそのまま残されており、観光に訪れる人が後をたちません。
帯広から十勝平野を一気に南下すると、太平洋に突き出した日高山脈の最終点、襟裳岬に到着!突端の展望台に立つと、山脈が海中にまで続いていくさまを実感できます。
さて十勝平野の西、日高山脈の反対側には、名馬の故郷、日高があります。
ここは数多くの名馬を生んだ、サラブレッド王国。
多くの牧場が密集している、通称『サラブレッド銀座』と呼ばれる一帯は、競馬ファンでなくてもぜひ立ち寄りたい、北海道ならではの美しい風景が広がっています。