前述の北海道の地形のところでもご紹介したように、北海道は、全国一の温泉天国。
「北海道は湯釜の上に乗っている」ともいわれるほどです。
ご夫婦で、仲の良い友人同士で、あるいは親子で、ゆったりと大人の北海道を満喫する旅行を楽しみたいなら、温泉とグルメにスポットを当てたツアーを計画してみてはいかがでしょうか。
このとき参考にしたいのは、北海道の祭りやイベントの観光カレンダーではなく、旬の食材カレンダー。
たとえば、網走の毛ガニなら5・6月、釧路のタラバガニは11月から1月下旬、積丹のウニは6月から8月下旬、函館のイカは期間が長くて6月から年末まで。
秋は石狩のサケ、夏は夕張メロン、冬は厚岸のカキ、「ところで、花咲ガニは?小樽のボタンエビはいつ?富良野のピーターコーンは?」と、グルメ仲間で盛り上がること間違いありませんね。
こうした山海の旬の食材に出会う旅にプラスしたいのが、オールシーズン美味しい、北海道、自慢の味。
たとえば、札幌のラーメンや話題のスープカレー。
十勝の豚丼も、欠かせません。
冷えた地ビールによく合うジンギスカンも、北海道の名物です。
こうした北海道人も大好きなメニューを食べ歩くのも、また、一興。
タクシーの運転手さんや宿泊先のスタッフなど、地元の人たちから情報を仕入れて、ぜひ、人気の店に行きたいもの。
上手くいけば、ヒミツのレシピを教えてもらえるかもしれませんね。
そして、お土産を探すとき、同時にお取り寄せ可能かどうかのチェックもお忘れなく。
居ながらにして北海道の味覚を味わえるオリジナルの「美味しいものリスト」を充実させましょう。
さて、温泉ですが、こちらは泉質を考えて選んでみてはいかがでしょう。
実は、北海道には、世界でも珍しい温泉があるのをご存知ですか?その名を『モール泉』といい、十勝川温泉の泉質がこれにあたります。
太古の植物が堆積物となり、それが地熱によって温められて発酵したといわれる有機物がたっぷりと含まれた温泉です。
そのお湯は、薬草湯のような茶褐色で、『枯れた麦わらのような、香ばしく甘い香り』が特徴。
効能は、天然保湿成分が多く含まれ、化粧水の役目を果たしてくれるため、湯上りの肌はスベスベ。
モール泉は「美人の湯」とも呼ばれているのです。
北海道内では、他にもいくつかの平野部で茶褐色の植物性温泉がみられますが、なんといってもその湯量と香りで群を抜いているのが、十勝川温泉。
ぜひとも、温泉旅行の候補地に加えたいスポットです。