北海道の南の玄関口、函館。
道内では札幌、旭川に次ぐ大都市です。
津軽海峡をはさんで本州の青森と向かい合う港町で、古くは江戸時代から、天然の良港として北前船が立ち寄り、栄えてきました。
幕末には開港されることとなり、日本初の国際港となったのです。
江戸時代は「箱館」と表されており、現在の「函館」になったのは明治になってからのことだとか。
貿易港として、アメリカやイギリス、ロシアなどとの交流の窓口となり、西洋文化の影響を強く受けた歴史を持つ函館は、今も異国情緒ただよう港町として、観光に多くの人が訪れます。
各国の領事館跡や洋館のたたずまい、外人墓地、そして「元町」という名称など、横浜や神戸などと同じ雰囲気が感じられますね。
特に、海に迫る山、坂道が多いところは神戸と似ているのではないでしょうか。
この函館山からの夜景もまた神戸と同じく観光の目玉で、ナポリ・香港と並び、世界三大夜景と称されているとか。
これは、見逃せませんね。
そして、函館の市内観光で訪れたいのが、五稜郭公園。
旧幕府派が新政府に対して行なった各地での抗戦、戊辰戦争の最後となったのが、この五稜郭を舞台とする箱館戦争でした。
五稜郭が有名になったのは、この戦いですが、もともとは北方警備のために徳川幕府が防衛拠点として造営したもの。
ヨーロッパの城郭都市を手本にしたといわれており、城内には箱館奉行所の立派な建物があったそうですが、明治5年に開拓使本庁が札幌に設置されたのに伴い、解体されてしまったとか。
時を経て大正時代に入り、五稜郭公園として一般に開放されました。
かつて悲惨な戦いが行なわれたとは思えない、桜の名所としても有名な憩いの場となっています。
さて、北海道のお土産として昔から有名なトラピストバター飴ですが、これは北斗市にあるトラピスト修道院の名物。
この男子修道院のすぐ後に建てられたのが、函館市郊外にある日本最古の女子修道院、トラピスチヌ修道院です。
現在も厳しい戒律に従って修道女たちが共同生活を送っており、内部は見学できませんが、前庭までは入ることが許されるので、訪れてみてはいかがでしょうか。